株主・投資家の皆様へ

株主の皆様方には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、当社グループは2023年9月30日をもって、第56期第2四半期(2023年4月1日から2023年9月30日まで)を終了いたしましたので、ここに第2四半期の事業の概況をご報告申し上げます。今後もご高配賜りますようよろしくお願い申し上げます。

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善がすすみ、景気は緩やかな回復基調が続きました。一方、ウクライナ情勢の影響等によるエネルギー価格・原材料価格の上昇や、世界的な金融引締めにより、先行きは不透明な状況が続いております。
設備工事業界においては、公共投資は堅調に推移し、民間設備投資も持ち直しの動きが見られました。しかしながら、物価上昇や国際情勢により先行きが不透明な状況等があり、受注・価格競争は厳しい状況で推移しております。
このような状況下で、当社グループはお客様のニーズに合った設備の提案を積極的に行い、受注の確保・拡大に努めてまいりました。
受注高は、当社グループの主要顧客である化学業界において半導体関連の大型プラント建設工事、設備改修工事、定期修繕工事等を中心とした受注があり、当社グループ全体では前年同四半期を上回り、28,626百万円(前年同四半期比2.9%増)となりました。売上高は、前期繰越工事をはじめとした工事の進捗は概ね順調に推移し、23,364百万円(同11.2%増)と前年同四半期を上回る結果となりました。
利益面につきましては、売上高が増加し、施工効率の改善、原価管理の徹底等の効果があった一方で、低収益案件の売上計上や、販売費及び一般管理費が増加したこともあり、売上高の増加率には及ばないものの、営業利益1,539百万円(同7.8%増)、経常利益1,567百万円(同7.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,030百万円(同7.5%増)とそれぞれ前年同四半期を上回りました。
株主の皆様におかれましては、何とぞ今後ともご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月