薬液充填ロボットセルの開発

装置概要

双腕型ロボットを用いた「薬液充填用ロボットセル」の開発に成功しました。
医薬品の治験や製造などで必要な充填関連作業にロボットを適用することにより、多品種少量生産への対応が可能となります。
無菌環境のアイソレーター内で、器具の配列、薬液の充填、密封など複数の作業をロボットが実行します。
用途は現在充填以外にも広がっており、お客様の要求によってアプリケーションの開発からシミュレーション、実証テストを行うことも可能です。

開発の経緯

これまで治験や製造の現場では、自動機や人が薬液充填を担うのが主流でした。
ただ自動機では他品種少量への対応は難しく、また人手では作業の正確性や安全性が課題となっており、そこにロボットを用いた解決策を考案し開発に至りました。

期待される用途・効果

無菌環境が必要、又は人にとって危険な薬液の充填作業を双腕ロボットを使って自動化することが可能となります。
また、医薬業界ではこれまで対応が難しかった多品種少量生産にも貢献出来ます。

その他の取り組み